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長野修平のWOOD and NATURE LIFE「冬のお散歩リース」
本日は『冬のお散歩リース』というテーマで、紹介をさせていただきます。
写真と併せてぜひご覧ください!
~以下、長野氏コメント~
緑が少なくなってきた冬のこの季節ですが、そんな枯れた色の森でも目を楽しませてくれる植物があります。今回は冬だからこそ実り、枯れている季節だからこそ見つけられ、そして愛おしく感じられる草木の実りを散歩しながら見つけて採取。集めた素材はささっと丸くまとめてリースにしたり、そのまま皿に並べたり。暮らしの中へ、ほんのひと時、季節を飾るという楽しみをご紹介します。
動画では、手間を掛けずに飾る工夫、丸くまとめるためのワンポイントなども紹介しています。
我が家ではこれを「お散歩リース」と呼んでいます。特に冬の貴重な晴れ間、そのほんの十数分を娘らと散歩。歩きながらつる草や実を摘んでその場で丸くまとめ、そのまま家の玄関に飾ったりします。冬だからこそ見られる自然の美しさや不思議さを感じられる、我が家の冬の恒例のWOOD and NATURE LIFEになっています。
そして、タネや実は次のシーズンの豊作と平和を、冬も緑の常緑の葉は力強さを、トゲのついた草は外敵から身を守るとも言われます。そんな祈願の思いも込めながら飾れるのもいいですね。
家の前の丸太階段を登ると小さな森に入って行きます。その階段の脇や森の入り口ではたくさんの冬の実が見つけられます
裏山への入り口。その先の木々にはたくさんのツル科の植物が巻きつき、様々な実がついていたりして楽しいです
家のすぐ脇の木に巻きついて登るカラスウリのツルと赤い実。今シーズンはこれまでに無い豊作。連日カラスが口にくわえて飛んで行ってます
豊作のカラスウリをささっとまとめたリースは家の玄関に
丸太階段を登り始めた直ぐ脇にはアザミの種の立ち枯れ。秋の紫の花はもちろん綺麗ですが、この綿帽子も可愛いいです。採取の際はトゲに注意です
階段を登ったところにはオオウバユリの立ち枯れ。茎を持ってフルと祖母がキツネの小判と呼んでいたタネが綺麗に舞います
立ち枯れ類はとても絡みやすいので、種類別に新聞紙などで軽く包み、他の草と接しないよいうにしておきます
裏山で伐採されたばかりの実がついたヒノキの枝にオオウバユリとアザミ、赤いナンテンの実を添えたオーナメント型の吊り下げリース
イモ科のツル草が枯れた後には、太陽の陽があたると黄金に輝くタネ実がたわわについています
朱色のお盆にイモ科のツルをリース状に置き、1輪だけ落ちていた椿の花と葉を中心に落としてみました
春に白樺の木を彫って作ったサラダボールにイモ科のツルと椿の花を置いてみました。器によって、様々な表情が楽しめます
常緑の葉の奥底に、目の覚めるようなコバルトブルーの玉を実らせるリュウノヒゲ。探し当てると嬉しくなります
立ち上がった軸に黒光りの実を鈴なりにつけるヤブラン。今シーズンは裏山や家の周りでたくさん見つけることができました
グレーの皿へ、軒下に生えていた緑のつる草をリース状に置き、三角点にヤブランの実を。中心にはリュウノヒゲの鮮やかなブルーの実。まるで宝石のような実りの豊かさを感じます
黒い皿のベースにはヒノキの枝葉を短く折ってリース状に置き、まだ朱色の実が残っていた3個のホオズキを添えました