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長野修平のWOOD and NATURE LIFE~山の木を用いた盆栽づくり~
本日は長野氏が里山暮らしを始めてから作るようになった身近な山野草の盆栽を紹介します。
ぜひご覧ください!
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~以下、長野氏コメント~
20年来の日課となった家の周りの草刈りで見つかる実生(※)や野草。切るには忍びなく、家にあった竹や空き缶を鉢代わりに植えたのが切っ掛けでこの盆栽作りが続いています。
※実生:種子から発芽したばかりの植物のこと。
鉢材料:孟宗竹、真竹、アルミの空き缶
※底に穴を開けて通気性も工夫
植え込み土:入れる順番で、底石、赤玉土(小)、バーミキュラ、山の土、
コケなどを貼る糊の役割となる粘土質の土(または市販のケト土)
※市販の盆栽用土や山野草用土も簡単でいいです
作った後、まずは水の入った容器へ鉢を置き底から給水させます。その後、ジョウロなどで上から優しく水を掛けていきます。1週間くらいは日陰で。その後、徐々に陽当たり時間を増やしてあげています。
山に自生する木から落ちた種から発芽した実生を中心に、モミジやカエデ、ネムノキ、サンショなどを植え育てています。植えた数日後、一度葉っぱが全て落ちたりしますがひと月もすると再度芽吹き、その後はどんどん成長していきます。ナラやクヌギ、シイ、モミなども植えましたが枯れやすかったので今は作っていません。
毎年、春の芽吹きから夏になるまでの草刈りシーズンに家族で作って楽しんでいます。
今は10鉢以上が外の庭先で元気に育っていて、時折交換しながら家の中のあちこちに飾り、小さな雑木林として愛でています。少し入れた山の土から発芽する山野草の赤ちゃんも楽しいです。
-長野修平氏について-
長野氏は「アトリエNature Works」を主宰し、全国でワークショップや作品展示などを行なっています。ワークショップでは自然素材を使った作品の作り方の紹介や作成体験を行っています。
長野家の盆栽作り
アルミ缶に植えた山椒盆栽
今回手入れした盆栽
20年ほど育てている紅葉の盆栽
台所窓辺の山椒盆栽
玄関脇のケヤキの盆栽
洗面所窓辺のナルコユリの盆栽
植え込み
竹とアルミ缶の植木鉢
裏山の整理で採取した実生とコケ
植え込み用土類(底石、バーミキュラ、山の土、粘土土とその塊)
植えて一月後、土の中の種が発芽
植えて1年経った盆栽
家族が植えた盆栽
竹鉢盆栽作り講座での鉢作り
竹鉢盆栽作り完成
育成中