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【学びの森の自然図鑑-11】


 全国に205か所ある“ニッセイの森”の1つである宮城県利府町にある「森から考えるESD学びの森」は、宮城県森林インストラクター協会が日常的に管理しており、森およびその周辺で見られる樹木・植物等の様子を「学びの森の自然図鑑」として紹介させていただきます。

秋になり様々な草木の実を見る機会が増えてきました。今回は「ESD学びの森」で見つけた実を紹介します。[1〜4枚目の写真]

 植樹したチャノキは実と花が見頃を迎えていました。花は下を向いてひっそりと咲いていましたが、蜜を求めて虫達が集まっていました。また実を半分に切ると「サルや人の顔に見える」と言われていますが、皆さんには何に見えますか?

[5枚目の写真]

 アカネの実も見つけました。自然観察では茎の細かい逆刺を利用して、人の服に付けて遊んだりします。根は染料として使われる事で有名ですが、黒くなった果実も染料として使用できるようです。

[6枚目の写真]

 オニドコロの実も成っていました。つる性の多年草で自然薯(ヤマノイモ)と同じような場所に生えています。たまに隣同士で生えているのを見ることもあります。自然薯と似ていますが、こちらは有毒で誤食に注意してください。

[7〜8枚目の写真]

 有毒植物というとマムシグサも真っ赤な実が森の中では目立っていました。茎が折れてしまうのでないかと心配になる程の大きな実ですが、この実大きさと茎の柄がマムシに似ていることが名前の由来です。

 今後も「学びの森の自然図鑑」では、「森から考えるESD学びの森」周辺の森の様子を随時お伝えしていきます。次回もお楽しみに!

(写真・解説の提供:宮城県森林インストラクター協会)



チャノキ

















アカネ





オニドコロ





マムシグサ







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